suu pen / Mbed 2 deprecated digitalOutTest

LPC1114FN28で同一ポート群から別々にデジタル出力する場合に出力波形が乱れることがあります。この現象を確認するためのテストプログラムです。

Dependencies:   mbed

LPC1114FN28 でのデジタル出力について

LPC1114FN28でデジタル出力をする場合、同一ポート群に対して、個別出力をすると他方の出力に影響を与えます。

<サンプルプログラムの説明>
PIO1_xのポート群(dp13(PIO1_4),dp14(PIO1_5))で確認しました
Tickerで0.1ms周期割り込みでレベル反転(dp14)させ、main()でdp13から固定レベル出力させます。
main()でLo出力しているとき、割り込みで出力させているパルスが乱れます。

main()でHi出力させているときは、パルスは乱れません。
プログラムの 19行目の"NG_LEVEL"define定義を無効にするとこのプログラムになります。

dp13(PIO1_4)をdp1(PIO0_8)の別ポート群にするとパルスは乱れません。
プログラムの18行目の"NG_PORT"define定義を無効にするとこのプログラムになります。

LPC1768(青mbed)では、上記の様な現象は発生しません(P2xポート群(P21(P2.5),P22(P2.4)で確認)
プログラムの17行目の"LPC1114FN28"define定義を無効にして、コンパイラの設定をLPC1768にするとこのプログラムになります。

main.cpp@1:bf75eed34e82, 2013-10-28 (annotated)

Committer:
suupen
Date:
Mon Oct 28 12:10:33 2013 +0000
Revision:
1:bf75eed34e82
Parent:
0:01c0ed9b80c5 
I described a bug workaround for this problem.

;

Who changed what in which revision?

UserRevisionLine numberNew contents of line
suupen 0:01c0ed9b80c5 1 /*
suupen 0:01c0ed9b80c5 2 LPC1114FN28でデジタル出力をする場合、同一ポート群に対して、個別出力をすると他方の出力に影響を与えます。
suupen 0:01c0ed9b80c5 3
suupen 0:01c0ed9b80c5 4 <サンプルプログラムの説明>
suupen 0:01c0ed9b80c5 5 PIO1_xのポート群(dp13(PIO1_4),dp14(PIO1_5))で確認
suupen 0:01c0ed9b80c5 6 Tickerで0.1ms周期割り込みでレベル反転(dp14)させ、main()でdp13から固定レベル出力させます。
suupen 0:01c0ed9b80c5 7 main()でLo出力しているとき、割り込みで出力させているパルスが乱れます。
suupen 0:01c0ed9b80c5 8
suupen 0:01c0ed9b80c5 9 main()でHi出力させているときは、パルスは乱れません。
suupen 0:01c0ed9b80c5 10 dp13(PIO1_4)をdp1(PIO0_8)の別ポート群にするとパルスは乱れません。
suupen 1:bf75eed34e82 11 mainでのパルス出力を割り込み禁止にするとパルスは乱れません。
suupen 1:bf75eed34e82 12
suupen 1:bf75eed34e82 13 <結論>
suupen 1:bf75eed34e82 14 割り込みとmainの双方で同一ポート群へのデジタル出力をすると出力レベルが異常になる場合がある。
suupen 1:bf75eed34e82 15 これは、ポート出力処理のbit演算でメモリからの読み出し、書き込みが重複するためと思われる。
suupen 1:bf75eed34e82 16 回避方法は、mainルーチンでのデジタル出力時に割り込み禁止にすること。
suupen 1:bf75eed34e82 17
suupen 0:01c0ed9b80c5 18
suupen 0:01c0ed9b80c5 19 LPC1768(青mbed)では、上記の様な現象は発生しません(P2xポート群(P21(P2.5),P22(P2.4)で確認)
suupen 1:bf75eed34e82 20
suupen 1:bf75eed34e82 21 131028 mainでの割り込みと結論を追記
suupen 0:01c0ed9b80c5 22 */
suupen 0:01c0ed9b80c5 23
suupen 0:01c0ed9b80c5 24 #include "mbed.h"
suupen 0:01c0ed9b80c5 25
suupen 0:01c0ed9b80c5 26 #define LPC1114FN28 // 無効時LPC1768設定になります
suupen 0:01c0ed9b80c5 27 #define NG_PORT // 無効時、mainでの出力を別ポート群にします
suupen 0:01c0ed9b80c5 28 #define NG_LEVEL // 無効時、mainでの出力をHiにします
suupen 1:bf75eed34e82 29 //#define OK_IRQ // 有効時mainでの出力時に割り込み禁止にする(波形の乱れは無くなる)
suupen 0:01c0ed9b80c5 30
suupen 0:01c0ed9b80c5 31 #ifdef LPC1114FN28
suupen 0:01c0ed9b80c5 32
suupen 0:01c0ed9b80c5 33 #ifdef NG_PORT
suupen 0:01c0ed9b80c5 34 DigitalOut out(dp13);
suupen 0:01c0ed9b80c5 35 #else //~NG_PORT
suupen 0:01c0ed9b80c5 36 DigitalOut out(dp1);
suupen 0:01c0ed9b80c5 37 #endif // NG_PORT
suupen 0:01c0ed9b80c5 38
suupen 0:01c0ed9b80c5 39 DigitalOut test(dp14);
suupen 0:01c0ed9b80c5 40
suupen 0:01c0ed9b80c5 41 #else // ~LPC1114FN28 (LPC1768)
suupen 0:01c0ed9b80c5 42 DigitalOut out(p22);
suupen 0:01c0ed9b80c5 43 DigitalOut test(p21);
suupen 0:01c0ed9b80c5 44 #endif // LPC1114FN28
suupen 0:01c0ed9b80c5 45
suupen 0:01c0ed9b80c5 46 Ticker timer;
suupen 0:01c0ed9b80c5 47
suupen 0:01c0ed9b80c5 48 void attime(){
suupen 0:01c0ed9b80c5 49 test = !test;
suupen 0:01c0ed9b80c5 50 }
suupen 0:01c0ed9b80c5 51
suupen 0:01c0ed9b80c5 52
suupen 0:01c0ed9b80c5 53 int main() {
suupen 0:01c0ed9b80c5 54 timer.attach_us(&attime, 100);
suupen 0:01c0ed9b80c5 55
suupen 0:01c0ed9b80c5 56
suupen 0:01c0ed9b80c5 57
suupen 0:01c0ed9b80c5 58 while(1) {
suupen 0:01c0ed9b80c5 59 #ifdef NG_LEVEL
suupen 1:bf75eed34e82 60 #ifdef OK_IRQ
suupen 1:bf75eed34e82 61 __disable_irq(); // Disable Interrupts
suupen 1:bf75eed34e82 62 #endif // OK_IRQ
suupen 0:01c0ed9b80c5 63 out = 0;
suupen 1:bf75eed34e82 64 #ifdef OK_IRQ
suupen 1:bf75eed34e82 65 __enable_irq(); // Enable Interrupts
suupen 1:bf75eed34e82 66 #endif // OK_IRQ
suupen 0:01c0ed9b80c5 67 #else // ~NG_LEVEL
suupen 0:01c0ed9b80c5 68 out = 1;
suupen 0:01c0ed9b80c5 69 #endif // NG_LEVEL
suupen 0:01c0ed9b80c5 70 }
suupen 0:01c0ed9b80c5 71 }
suupen 0:01c0ed9b80c5 72