☆ボードオレンジ:「拡張性を見てみましょう!」

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English version is here : StarBoard Orange : "Expandability of StarBoard"

概要

☆ボードは「そのままでも使える」ように設計されていますが、ちょっとした拡張に便利な工夫もされています。

本文書では☆ボードの拡張性について触れてみたいと思います。

☆ボードの基本機能

☆ボードの特徴的な機能を抜粋すると以下のようになります。

  • microSDカードスロット
  • USB(ホスト)
  • LAN(RJ-45)
  • LCD

☆ボードの拡張性

☆ボードは基本機能に加えて、ユーザが独自でデバイスを追加したい時に便利な様々な工夫が盛り込まれています。

ここでは簡単に☆ボードの拡張性について触れます。

ユーザスペース

☆ボードのLCDを取り外すと・・・

その下にユーザスペースが設けられている事がわかります。

20x5のスルーホールスペースで、基板の上端に番号が振られていて便利に扱えるようになっています。

ユーザスペースに作った回路に、電源の供給を必要とする事も考慮されています。

20x5のスルーホールのうち、4ピンが電源に割り当てられているのです。

ユーザスペースの左下には+5Vとグランドが来ています。

ユーザスペースの右下には+3.3Vとグランドが来ています。

上記のように☆ボードのユーザスペース内は、回路を構成するだけでなく電源供給まで考慮した設計になっています。

ですから、回路を構成した後はmbedとの接続のみを考慮すれば良い事になります。

例えば、mbedから取りだした信号をユーザスペース上に設置した回路に接続する時、mbedの両端に出ているスルーホールを活用することができます。

これでちょっとしたセンサの取り付けなどは簡単にできます。

もっと拡張したい!

小さなスペースでは入りきらないような拡張を考慮し、拡張基板を容易に取りつけることができるようになっています。

しかも、☆ボードは市販されているユニバーサル基板に合わせたサイズになっているのです!

ですから、ユニバーサル基板を購入して支柱を立てれば・・・

上記のように拡張性もあるコンパクトなmbed評価キットになるのです。

これはかなり便利です。

拡張回路がまるで予め含まれていたかのようなコンパクトさを実現できます。

推奨ユニバーサル基板

ユニバーサル基板はサンハヤト株式会社から出ているICB-293シリーズがお勧めです。

☆ボードとぴったりマッチするサイズで、中には電源ラインがパターン化されているモデル(ICB-293U)などもあります。

搭載する回路に応じて選択することも可能です。

拡張のためにユニバーサル基板を購入する場合、外形寸法が同じ場合でも穴位置が異なる物もありますので、形状をよく確かめることをお勧めします。

※ICB-293シリーズは過去のモデルにおいて穴位置が異なる(穴位置が若干外側にある)物があるようです。

まとめ

  • 本文書では☆ボードの拡張性について触れました。
  • 拡張に際して考慮してある点を明記し、特徴を簡単に記載しました。
  • ユニバーサル基板については穴位置が各社異なる場合があるため、推奨ユニバーサル基板を示しました。

関連文書

基本文書

活用事例

更新履歴

バージョン 日付 更新内容
1.0.0 2010/08/14 初版。
1.0.1 2010/08/14 ユニバーサル基板ICB-293に関する記述を訂正。
1.0.2 2010/09/10 活用事例のリンクを更新。
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