DDKARM10 マイコンボードでmbedのプログラムを動かす

DDKARM10 マイコンボードでmbedのプログラムを動かす

DDKARM10(ディディカーム10)
ダイセン電子工業(DAISEN)製
実装組立済み

Specification - 主な仕様

  • NXP LPC1769 (Max 120MHz)
  • Ethernet PHY DP83848
  • USBホスト、USBデバイス用コネクタ付き(ジャンパー切り替え)
  • micro SD ソケット(裏面)
  • マイコンのほとんどのピンがコネクタに出ている
  • 電源DC4.5~12V(最大約250mA)
  • 88.9mm x 53.34mm(ほぼ名刺大)
  • JTAG、SWD接続可能(LPCXpresso の LPC-Linkと接続可能)

I/O

  • LED1 の定義はそのまま使えます。(基板上のLED)
  • LED2~4 は実装されていません。

Download - ダウンロード

Distribution - 販売

Ethernet

このボードは MACアドレスを持っていないため、ソフトウェアでMACアドレスを指定します。

extern "C"
void mbed_mac_address(char *s) {
    char mac[6] = {0x00, 0x11, 0x22, 0x33, 0x44, 0x55};
    memcpy(s, mac, 6);
}

ローカルエリア内であれば、他の機器とアドレスがかぶらない限り問題は発生しません。
念のためローカルアドレス(先頭オkテット 0x02 )にしておくのがいいでしょう。

CPUのシリアル番号からMACアドレスを生成するサンプル

Import libraryDDKARM_ethmac

ethernet mac address from serial number for DDKARM

USB

USBコネクタはA型(ホスト)、ミニB型(デバイス)を搭載してます。 ジャンパーにて切り替えます。

開発環境

mbed クラウド IDE

まずは mbed LPC1768 マイコンを購入し、ライセンスを入手しましょう。

オンラインコンパイラから出力される .bin ファイルが使えます。

mbed を使ってプロトタイプ製作&デバッグを行い、プロダクト製作では DDKARM10 に移行する、という使い方がベター。

LPCXpresso IDE

LPCXPresso の Eclips ベースの開発環境から出力される .hex ファイルが使えます。

Sourcery G++ Lite Edition for ARM

gccベースのコマンドラインツール群。

http://www.codesourcery.com/gnu_toolchains/arm

Flash(ROM)書込み

シリアルブートローダー

  • P0_2(TX)、P0_3 (RX) をシリアルへ接続します。
  • P2_10 をRTSへ、RESETはダイオード等をはさみDTRへ接続します。

Schematic

   DDKARM10            Serial (FT232 or MAX232 to PC)
    
    RESET -----|>|----- DTR
    
    P2_10 -----|>|----- RTS
    
    P0_2 -------------- RX
    
    P0_3 -------------- TX
    
    VIN --------------- +5V (4.5-12V)
  ( 3.3V -------------- +3.3V )
    
    GND --------------- GND

lpcsp

mbedのクラウド開発環境でコンパイルして得られる bin ファイルを hex へ変換してから書き込みます。

ファイル変換には LPCXpresso や Sourcery G++ Lite などに含まれている arm-none-eabi-objcopy コマンドを使います。

Windows

  lpcsp.exe -C3 -P1:115200 -F12000 filename.hex

http://elm-chan.org/works/sp78k/report.html

lpc21isp

mbedのクラウド開発環境でコンパイルして得られる bin ファイルをそのまま書き込みます。

Windows

  lpc21isp.exe -control -bin filename.bin com1 57600 12000

UNIX

  lpc21isp -control -bin filename.bin /dev/ttys0 57600 12000

http://sourceforge.net/projects/lpc21isp/

DDKarmTool

MooSotf さんが lpc21isp を使った書込みを簡単に行い、テストをするためのツールを製作されています。

http://moosoft.jp/index.php?option=com_content&view=article&id=87:mbed&catid=49:pc-&Itemid=116

コマンドライン書込み 補助ツール

上記 lpcsp, lpc21isp を手軽に使うための補助ツールを作りました。

Flash Magic

mbedのクラウド開発環境でコンパイルして得られる bin ファイルを hex へ変換してから書き込みます。

ファイル変換には LPCXpresso や Sourcery G++ Lite などに含まれている arm-none-eabi-objcopy コマンドを使います。

bin->hex

  arm-none-eabi-objcopy -I binary -O ihex filename.bin filename.hex
  • Device: LPC1769
  • Baud Rate: 57600 (bps)
  • Interface: None(ISP)
  • Oscillator: 12 (MHz)

http://www.flashmagictool.com/

JTAG、SWD接続

LPCXpresso基板のLPC-Link部とCPU部をつなぐ配線を中央で切り離し、SWD信号を引き出してJTAG端子へ接続することにより、LPCXpresso開発環境を利用することができます。

http://lpcxpresso.code-red-tech.com/


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